
リレーブログ【第861号】
新しい春へ《あの日を胸に》
【2012年 3月11日(日)】
東日本大震災から一年が経つ。
あの瞬間からあの日の記憶が、光景が、言葉にできないほどの尽きない思いが薄れることはなかった。
これからも決してその記憶が薄れることはないだろう。
そして薄れさせてはならない。
震災を経て、足立区では建築物の耐震診断や改修・補強工事など、既存の建築物の状態を再認識し改善する施策を推進している。
昭和56年の建築基準法の改正により耐震基準の底上げがなされてはいるものの、木造建築の密集地域の多くが旧基準時の建築物だ。
新耐震基準を実現させるには、法規範の整備だけでは足りない。
実際の行動が不可欠となる。
その行動力を、区から発揮していく時。
思案と行動を重ね、真の自助・共助を意識した災害に強いまちづくりを目指したい。
『希望と恐れは切り離せない。希望のない恐れもなければ、恐れのない希望もない』“ラ・ロシェフーコー”
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