
リレーブログ【第799号】
平和と国益
【2011年 8月24日(水)】
66回目の終戦記念日を迎えた。
嘆くべきは、310万人もの犠牲者を出した惨状が風化してきていることだと思う。
「平和ボケ」が続き、国家観・民族観・世界観が置き去りにされ、一時的な快楽主義が偏重。
テレビ番組を見ていてもバラエティーだらけで思想性を感じる機会が少ない。
その中で、先日放送されていた日系アメリカ人の庭園造りに関する特集に感動した。
大戦開始直後、日系という理由だけで強制収容・法律の根拠もなく全てを剥脱した。
自由と人権の国・アメリカでのことだ。
涙ながらに収容所以後の苦難を語る日系人に現実の厳しさを痛感した。
国際関係は国益至上で個人の入る余地はない。
政局のゴタゴタは日本を危険にさらしている。
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