
リレーブログ【第825号】
竹島問題
【2011年11月17日(木)】
竹島は、日比谷公園と同じくらいの小さな島ですが、領海水域を考えると、我が国にとっては大変重要な領土です。
江戸時代に日本人が竹島を訪れ、これを漁業基地としていましたが、第二次世界大戦後、連合軍に行政権をいったん外されました。
これをきっかけに韓国の李大統領が「李承晩ライン」という領海線を引き、韓国のものだと主張し、これを占領しました。
今月の11日には、韓国が不法占拠するこの竹島に於いて、韓国の国会議員グループが、「常駐の警備隊員を激励し実行支配を内外に誇示する目的」で音楽会を開きました。参加者は、五百人以上だったということです。
日本の外務省も二度にわたって事前に韓国側に中止を求めていましたが、聞き入れてもらえず強行されてしまいました。
藤村修官房長官は、11日の記者会見で、「政府として抗議を行なう」と述べていますが、私はこの発言だけで終わってしまうように思えます。
引き続き政府として言うべきことをしっかりと主張し『攻めて押し出す』姿勢を強く見せてほしいと強く望みます。
地理的にも国境紛争経験の乏しい我が国は、「話し合いで解決しよう」とか、落としどころを先に考えてから「妥協しよう」などの弱腰の姿勢では、相手方の思うつぼです。
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