
リレーブログ【第679号】
風化させてはならないこと
【2010年 8月15日(日)】
秋まだ遠く、厳しい残暑が続く折、皆様如何お過ごしでしょうか?
今日8月12日(原稿作成日)は日本航空のジャンボ機が群馬県上野村の御巣鷹山に墜落し、520名の尊い命が奪われた日であり、その大惨事から今年で25年を数えた。私は25年前のその日を今も鮮明に記憶している。
当時、私は父が経営する会社の現場担当者として勤務しており、墜落事故が起きた日は狛江市にある大学病院で作業にあたっていた。
その帰り道、高速道路上でスレ違うおびただしい数の警察や自衛隊車両。
「これは何か重大なことが起きたな」と直感し、ラジオのスイッチを入れると【日航機墜落】のニュースであった。
事故発生から25年が経過した今、二度とこのような悲惨な事故が起こらないことを願うと同時に改めて犠牲者の方々のご冥福を祈りたい。
そして最も忘れてはならないこと、それは65年前に広島、長崎に投下された原子力爆弾により犠牲になられた方々である。
私は幾度となく広島、長崎の平和記念公園を訪れたが、その度に胸が締め付けられる思いがした。
厳しい経済状況ではあるが我々が平和に生活できる背景には多くの犠牲があったことは申し上げるまでもないであろう。
まもなく終戦記念日、悲しい真実を風化させてはならない。『人間は真実を見なければならない、真実が人間を見ているからだ』“ウィンストン・チャーチル"
吉岡 茂の他のブログを見る