
リレーブログ【第806号】
内閣再構成の明暗《支持率V字回復の先に見える不安…》
【2011年 9月11日(日)】
台風一過、月は皓々とさえわたり…野田総理率いる[どじょう内閣]がスタートした。
メディアの報道によると政権与党の支持率がV字回復したとのことである。
しかし私は今まで民主党の稚拙で場当たり的な政治を見てきた中で、不安を隠せなかった。
そんな中での小宮山厚労相による[たばこ税]発言である。
党として[消費税増税]の結論も出せない中、就任直後の一閣僚が満面の笑みで[たばこ税増税]について言及している姿には不信感を覚えた。
それに対する安住財務相のコメントも、茶番と言っても過言ではあるまい。
何より断じて許せないのは、鉢呂元経産相である。
鉢呂氏は福島第一原発周辺の自治体を「人っこ一人いない。まさに死のまち」と表現し、さらに自身が着ていた防災服の袖を取材記者にこすりつけるしぐさをし、「ほら、放射能…」と発言したという。
どんな言葉をもってしても表現できないような、許せない気持ちでいっぱいである。
そして同じ政治に身を置く人間として被災地の皆さまに心からお詫びしたい。
野田内閣は初入閣の閣僚が多いと聞いている。
その初入閣に浮かれているようにも見えてしまう。
政権与党はこれ以上政治への信頼を失墜させないよう命懸けで最大限の努力をすべきである。
『人間は思索によってでなく、実践によって自身を認識し、自分のなすべきことを遂行する努力の中にのみ、自らの価値を見出だす。』“ゲーテ”
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