
リレーブログ【第823号】
国を導くということ《未来を見据えて》
【2011年11月11日(金)】
霜月。
芯まで冷えるような風が突然に身を震わせた。
その一方で、私事ではあるが、議長就任祝賀会を開催させていただくことができた。
多くの皆さまにご来場を賜り、心が暖まるのを感じている。
関係者の皆様には、この場を借りて厚く御礼申し上げたい。
さて一方で、諸政策に対する風当たりは強く、冷たい。
TPP交渉参加の是非が大きな問題として取り上げられている。
国内農業への打撃や医療保険の脅威になりかねないと、反対派の声は高まる一方だ。
ここで政府に必要とされているものは、前回ここに書かせていただいたものと何ら変わらない。
それは納得できるだけの論理的な説明と、明確な指導力である。
ただ肯定を求めるだけ、揺らぐだけの指導者をどう信ぜよというのか。
TPPが描き出すのは10年先の未来である。
政府は過去の開国や協定に学び、いかにすればより良い未来を紡げるのか、希望を見出だせるのか、その具体的な全体像を提示することを切に願う。
『世を動かす原動力は希望である。未来に果実が実る希望がなければ、農民は種を植えられないだろう』“ルター”
吉岡 茂の他のブログを見る