
リレーブログ【第882号】
荒れる政界と空《憤怒する自然を感じて…》
【2012年 5月11日(金)】
五月の憂いも、例年とはまた異なる心持ちで迎え入れる事となった。
日本列島を竜巻が襲う。
そんな慣れない言葉が、事実として、また映像と共に私の心に刻まれた。
東日本大震災や豪雨の被害も覚めやまぬ間に、天災が次々と襲来する…。
信じられないような天災も、起こるものとして、被害軽減や被災後の対応を考え、実行せねばならない。
一方で、烈風のごとく吹き抜けた小沢代表の無罪判決や処分撤回のニュース。
こちらは関係各人の倫理や理性、自らの地位に則した責任を持っていれば、そもそも巻き起こる事のなかった人災であったと言える。
防ぎきれぬ被害を抑える事に全力を注ぐためにも、政治機能の妨げとなる人災を未然に防ぐべき自律を忘れず、国民のために身を捧ぐのが政治家であろう。
『政治家は国家のために自分を捧げ、政治屋は自分のために国家を利用するだろう』“ポンピドゥー”
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