
リレーブログ【第1022号】
消費増税の行方《日本の未来のために》
【2013年10月11日(金)】
1日、安部首相が消費税8%への引き上げを表明しました。ご家庭や各企業には大きな負担となる増税案です。 一体何のための増税なのでしょう。
2012年の野田政権で自民・公明三党の合意で可決したのは、「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税等の一部を改正する等の法律案」 です。法律の正式名称の多くは非常に長く、こちらも例に漏れませんね。
これは、年金の財源や高齢者の福祉、低所得者や児童への支援など、将来を懸念されている社会保障制度を維持し向上させるための財源なのです。社会保障は命を繋ぐ制度。人間の命は最も尊い資源です。持続的で安定した財源が必要になります。ですから、社会保障の内容を決めるこれからの国会にも注目する必要があります。
法案を実行する条件は、経済の好転でした。首相は今を経済の好転期と判断したようです。まだまだ課題は山積していますが、未来に完全な「経済の好転」が訪れるよう、区政からも出来ることを日々探究して参ります。
『経済的発展において最大の資源となるのは人間そのものである』“ドラッカー”
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