
リレーブログ【第1048号】
三年の月日《再生の針路》
【2014年 3月11日(火)】
耳元まで春の足音が聞こえてくるのは、もう少し先でしょうか。
この時期、忘れられない光景がいっそう鮮明に蘇ります。
3・11。この数字は三年前のあの日から、強烈な意味を孕むようになりました。
根本復興相によれば、来年までに200地区の高台移転や災害公営住宅一万戸超の工事を終えるとのことです。
復興には法制度や行政の壁がついて回ります。
今の政権なら、強烈なリーダーシップを発揮し、それを克服できると信じています。
過ぎ行く月日は、心的な問題も深刻化させます。
風化の懸念も、そのひとつでしょう。
被災地で今なお続く現実であるにも関わらず…。
私たちは現実の姿に、声に、これからに、向き合っていかねばなりません。
『追憶は後方へ反復されるが、真の記憶の反復は未来に前進する』"キルケゴール"
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