
リレーブログ【第1485号】
監査報告
【2020年12月11日(金)】
12月2日、令和2年第4回本会議定例会にて監査委員として監査報告を行い、区内小学校における保護者へのケガ保険の入金期日について指摘を致しました。
これまでにも同じような指摘が他校であったにもかかわらず、再度繰り返されていた事は残念です。
監査委員として、毎日のように足立区役所各所管の仕事を確認しておりますが、補助金についての考え方について
「これは国からの補助なので」「都からの財源です」こうした答弁が多く出てきます。
足立区が独自に収納した財源だけでは現状の区民サービスは実現できません。
国や都からの補助金というものはとても大きな役割を果たしています。
それもそうなのですが、国や都からの補助金も国民、都民から徴収された税金です。
これはこの施策にしか使えないという、いわゆる紐付きの補助金については、区のお財布は痛まないから上限まで使おうという思考は単純で浅いのではないかと考えるようになりました。
そんな事を言っても貰えるものはもらっておかなくちゃという事は分かっています。
しかし、全国一律、東京都一律の補助金のあり方については今後見直していくべきだと思います。
もっとお金を使ってやらなくてはならない事があります。
足立区は、大きく分けますと治安・学力・貧困の連鎖・健康のボトルネック的課題があります。
また、新型コロナウイルス感染者数に関しても足立区は更なる対策が必要です。
そうした足立区特有の課題の解決にしっかりと財源をあてる事ができるようにしなければ(お金さえあれば何でも解決できる訳ではありませんが)ならないと考えます。
紐は付けず、財源を各地域に振り分けて地域の事情に合った使い方が自由にできるようにするべきです。
また、足立区も何か新しい施策をはじめる検討に入る場合、他区の状況を気にします。
また逆に他区が多くはじめている施策には敏感で同じ事をはじめる事は、しばしばあります。
足立区の事は足立区民と足立区役所が一番よく分かっているのですから、国や都からの財源は足立区が使い道を決める。
そうした事が税のあるべき姿なのではないでしょうか。
更に議員の責任も重くなるでしょう。
そのような時代が来る事を考え、今後も精進を続けて参ります。
令和2年も大変お世話になりました。
コロナ対策に留意され、素晴らしい新年をお迎えください。
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