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靖国神社参拝ってなに?|自民党足立総支部連合会

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安倍首相の靖国参拝

 昨年末の12月26日に安倍晋三首相が靖国神社に参拝しました。これは総裁選挙に出馬するとき、一昨年の衆議院選挙のときから公言していたもので、国民との約束を守った行動といえます。しかし、一部の報道では靖国参拝を問題視する声があがっています。また近隣諸国に加え、米国からも「失望」のコメントが寄せられています。しかし、こうしたリアクションばかり報道され、全体像が見えてこないという声もあります。そこで自民党足立区総支部連合会として、靖国参拝を巡る「周辺情報」を紹介します。

靖国神社とは何か

 靖国神社は明治2年に「東京招魂社」として創建されました。幕末から維新にかけて、国ために殉じた(亡くなった)人を慰霊するためのものです。とかく他国との「戦争」と結びつけて論じられることが多いのですが、幕末の志士「坂本竜馬」も祭られていることをご存知でしょうか。維新の前にたおれた志士たちも、日本のために奔走したものとして祀られているのです。ご存知のように竜馬は暗殺されました。他国との戦争によるものではありません。

A級戦犯基礎知識

 A級戦犯が合祀されたことが問題だという声は少なくありません。ところでA級戦犯とはなにかご存知でしょうか。日本の敗戦後、戦争犯罪を裁く裁判が行われ、そのとき

a)平和に対する罪 b)通常の戦争犯罪 c)人道に対する罪

 と分けられました。罪の種類を指す記号で、罰の軽重ではありません。いわゆるA級戦犯に問われ処刑されたのは7人ですが、B・C級を合わせると約1000人に死刑判決が下ったことからもあきらかです。ちなみにこれを「いろはにほへと」で訳せば「イ級」となっていたことでしょう。

周辺国の反発

 首相の靖国参拝について近隣諸国、あるいは周辺国が反発や非難するといった報道がなされます。それではこれらの国は具体的にどこを指すかといえば、中国(中華人民共和国)と韓国(大韓民国)、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の3国といってよいでしょう。国連加盟国の193国と比較すれば、言葉の意味が変わって見えてきます。もちろん、これら3国は日本の隣接する国々ですし、仲良くしていかなければならないことは当然です。

米国の「失望」と世界の声

 同盟国である米国の在日大使館が「失望」を表明しました。しかし、ブッシュ大統領時代の米国は、当時の小泉純一郎首相の靖国参拝について「内政問題」と明言しています。そして世界中が非難しているかのように報じる新聞もありますが、事実の指摘はあまり多くありません。またドイツの報道官は今回の靖国参拝に対して「内政」と明言しています。 (中央日報 http://japanese.joins.com/article/088/180088.html)

軍国主義復古の布石?

 この主張は論外です。繰り返し安倍首相及び、関係閣僚が答えているように「不戦の誓い」であり、戦没者はもちろん、先に挙げた坂本竜馬のように、国のために命をかけた先人(これを英霊と呼びます)への感謝を捧げるための行為なのです。仮に靖国参拝が軍国主義へとつながるのなら、戦後、何人もの総理大臣が靖国神社を参拝していますが、いまの日本を見て「軍国主義」と思う人はいません。

伊藤 のぶゆき

伊藤 のぶゆき

足立総支部連合会  政調会長

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