本記事は当時、マスコミを騒がせていた「過激な性教育」の問題点を、多くの足立区民に知っていただきたいと平成17年8月(2005年)に初公開しました。
また、民進党(当時)への政権交代こそが正しいことであるかの如くの報道も多いなか、過激な性教育の背景にあった「急進的なジェンダーフリー」に、真っ向から反論を試みる狙いもありました。
時が過ぎ、足立区民はもとより、国民の皆さんの正しい判断により、過激な性教育はなりを潜めました。
本記事も一定の役割を果たしたのなら幸いです。ただし、こうした「過激な教育」は政治思想に基づいて行われることも多く、油断していると巻き戻されることもあります。
そこで本記事は適時、時代の変化に合わせつつ、主要な箇所を「歴史的資料(といえば大袈裟ですが)」として残しております。
「ジェンダーフリー」を掲げる教員のなかには、小学生や中学生にピルを進める授業や、女子生徒にリング(避妊具)の使用を奨めるいわばセックス奨励教育が行うものもいました。
あなたは子供にセックステクニックを、学校で教えて欲しいと思いますか?
テレビ等でも取り上げられているセックス人形(実技教材人形)を見た方も多いことでしょうが、テレビでは「映像」が中心となるため派手なものばかりが注目され、セックス人形を「使うか」「使わないか」といった議論に論点がずれる傾向がありますが、本当の怖さは静かに浸透していく洗脳のような手法を使っていることなのです。
「お父さんは、ペニスを お母さんのワギナにくっつけて、せいしが外に出ないようにして届けます。」
小学1年生の子供に「ねぇママ?ペニスってなぁに?ワギナってなぁに?せいしって?外に出ないようにするにはどうするの?」と聞かれてどう答えるでしょうか?
これは有名になりましたが大阪府吹田市で小学校1〜2年生用の副読本として使われていたものに実際に掲載されていたものです(当時)。
情報過多に育つ現代っ子とはいえ、まだまだサンタクロースを信じる世代の子供にセックスの方法を教える教育です。
その昔、「ざ・どりふたーず」の「8時だよ!全員集合!」での、加藤茶さんの下品なギャグも子供達の心を掴みました。この時「8時だよ!全員集合!」は「PTA」から年中クレームを受ける番組だったことが思い出されます。
子供達は知的好奇心の塊です。
そして正しい知識を身につけさせる教育は必要でしょう。
しかし、適切でない時期に身につけた知識や経験が子供に与える影響は深刻です。
過激な「ジェンダーフリー」を掲げる教育現場では徹底的に「性差」を否定します。
モチロン、理不尽な理由による「男女差別」はイケナイものです。
自民党は「女性が活躍する社会」を目指しています。
しかし、過激な「ジェンダーフリー」を掲げる教育現場では「らしさ」も完全否定しているのです。「男らしさ」や「女らしさ」です。
その「らしさ」を助長するとして、女の子の息災を祝う桃の節句「ひなまつり」を否定し、「こいのぼり」も男の子節句である端午の節句が由来と言うことでこれを否定しています。
また、ジェンダーフリーを推進するために、イラストや表現にまで信じられないほどの細かな指導がされています。
例えば、
おじいちゃんとおばあちゃん、息子夫婦に孫二人
といった設定を「避けたい例」として上げています。サザエさんのお宅を例にするのも何ですが、親子孫の3世代同居を「避けたい例」としているのです。
そして、「核家族」「片親家族」「老夫婦家族」並びに「ペットと暮らしている独身者」や「同性カップル」まで表記することにより、様々なタイプの家族が登場させることを「望ましい例」と指導しています。
あなたは、この一文をどう受け取るでしょうか?
例えば祖母は孫を家族と考えていても、孫は祖母を家族と考えていない場合もあるだろう。家族の範囲は全員が一致しているとは限らないのである。犬や猫のペットを大切な家族の一員と考える人もある。(東京書籍)
過激な「ジェンダーフリー」とは、家族の在り方まで破壊する思想なのです。それも個人的な思想信条ではなく、公立小学校という教育現場で行われているとしたら恐ろしい話しではないでしょうか?
過激な「ジェンダーフリー」は親子や家族のあり方まで「特定の考え方で洗脳」しようとします。
避妊について教えることは中学生にもなれば必要かも知れません。
しかし、これはいたずらに性交渉へと向かわせるものであってはなりません。
厚生労働省所管の(財)母子衛生研究会が作成して全国の中学生に配布した「ラブ&ボディBOOK」の「避妊について」ではこうあります。
コンドームの項には「コンドームによる避妊は失敗することがとても多いんだ。だから女の子は女の子で別に避妊をしないとダメ。むしろコンドームは性感染症の予防のための用具だよ!」とあります。避妊論議をするつもりはありませんが、避妊失敗率も「途中で装着した」という間違った使用法でのことです。
一方、「ピル」の項では
と大絶賛です。また「ピルには月経痛をやわらげる、月経の出血量を少なくするなどの働きもある。月経で困っている女の子の治療のために使うこともできるんだ。これも産婦人科のお医者さんに相談してみてね!」と、まるで中学生にピルを奨めているかのような記述まであるのです。
ホルモンバランスの安定していない未成年がホルモンを調節するピルを飲む危険性に触れていないのは大変危険といえます。
また、これに対して「妊娠中絶した場合の母体と心身の健康」と主張されていた元国会議員もいましたが、これは「中学生のセックス」を前提条件にしているので何をいわんかではないでしょうか。
また、別ページでは女性用避妊具であるリングの付け方を図解入りで説明しています。
過激な「ジェンダーフリー」について、ここで紹介したのはホンの一例です。
性差別のない社会という美名の名の下に、日本古来からあった伝統文化の破壊まで行われているのが現状です。
そしてジェンダーフリーを唱える団体や活動の多くが、ある考え方に染まってることも危惧しなければなりません。
その為にジェンダーフリーについては国民的議論として、もっと真剣に取り組まなければと自民党は考えます。
皆さんの・・・特に、お子様を持つご父兄の皆さんの議論の材料として民主党と、私達自由民主党の考えを記させていただきます。
■民主党
性別役割分業を固定化しないジェンダーフリー社会こそ、日本を再創造する鍵となります。
■自由民主党
自民党は男らしさと女らしさを認めます
社会的、文化的性差をなくそうとするジェンダーフリー思想に偏重した教科書については、その内容を調和のとれたものとします。
■民主党
家族による抑圧や、民族や宗教の名による人権の侵害、企業権力による不当な差別をも、憲法の下に据えることを要求しています。いま必要なのは、新たなタイプの憲法を構想する<地球市民的想像力>です。
■自由民主党
自民党は教科書検定・採択の適正化をめざします
民族の伝統文化を尊重し、家庭と地域社会の役割を重視します。父母・祖父母への敬愛の念を深め、家庭の一員としての自覚をもって充実した家庭生活を築くこと、公徳心及び社会の一員としての自覚を高め、よりより社会の実現に務めます。
足立総支部連合会 委員